ここでは、製造業のなかでも「工場」に注目し、実際のコンサルティング事例を2つピックアップして掲載しました。工場分野でのコンサルティングを検討している企業はぜひ参考にしてください。
このメディアでは、他にも、製造業向けにコンサルティングサービスを提供している会社を紹介しています。TOPページでは製造現場の課題に合わせておすすめのコンサル会社を紹介していますので、ぜひチェックしてください。
とある段ボール工場では、それまでスタッフが1日に約1,000回の腰曲げ作業を行っていました。さらにディスペンサーが棚に置いてあることから、無駄な歩行が多い環境でした。
そこでコンサルティングの働きかけから、カラクリダンボール台車とディスペンサー付き作業台を導入しました。すると、作業中の腰曲げが0回になったことで1日48~120分の作業時間短縮や、作業者の肉体的負担が軽減されました。この結果もあり、作業員たちの改善意欲もアップしているとのことです。
多品種少量生産を行っていたとある工場は、作業ごとに治工具や材料を交換しなければならないため付帯作業に時間がかかってしまい、製造コストが高くなっていたとのこと。
そこでコンサルティングを依頼すると、作業者の動作改善、セル内での治工具や設備の改造等で作業者の負荷時間の平準化を実現しました。加工工程での時間削減によって生産性を20%以上向上させただけではなく、省人化も実現したとのことです。
1943年創業で自動車向けダイカスト製品を主力に掲げているリョービ株式会社は、2005年から「設備と人の体質改善」をコンセプトに活動を進めていました。しかし2019年、一時期異なる現場に出向いていた担当者が「活動に取り組んでいるものの現場の負担が変わっていない」と気付きました。
さらに工程でロスの削減を行っても前後の工程にしわ寄せがいっているだけで、全体でのロス削減が実現していない点にも着目。そこでコンサルティングを依頼し、勉強会の実施や効果的な配置換えを行うことで「ものづくりの全体最適化」を実現しました。
建設機械先端機器製造、FRP大型成形品を手掛けている株式会社丸栄製作所は2002年、公共投資の減少によって売り上げがピーク時より4割減少し、赤字となりました。そこでコンサルティングを依頼すると、アイテムごとに最小の在庫を保有するシステムを構築したことでリードタイム短縮を実現。
受注から3日後の納品を実現するなど組織全体のマネジメント力が向上しました。また、会社の長期的ビジョンを策定したことで、会社の目指す方向性を従業員が理解し、会社に一体感をもたらしました。
ゴムと布、金属および樹脂等の複合化製品の製造を得意としている藤倉コンポジット株式会社では、不良率を減らす「失敗コスト改善」と「品質コスト管理」に取り組んでいたものの、ロスがある状況でした。
失敗コスト改善のために不良情報集め、作業をビデオ撮影・分析し、効率的に作業ができるマニュアルを作成したことで不良率が数パーセントから「0.数パーセント」まで下がり、損金の削減率は7割を超え、数千万円の削減に成功したとのことです。

コンサル担当者が製造現場に入り込み、ボトルネックの箇所を特定して改善策を提示。適切な人員配置を行い、作業工程の効率化とコスト削減を実現
改善事例
(鋳物)製造ラインのスペースを見直し、増設検討時に置き場不足を改善した結果、設備投資額21%の削減につながった。

システムツールやロボットなど、AI・デジタル技術を用いた生産プロセスの自動化を行い、作業担当者、環境、製造製品に依存しない 品質の安定化を実現
改善事例
機械設定の属人化による品質のばらつきに対し、パラメータから品質を予測できるAIモデルを開発・導入し、品質を安定化。

自社の顧客データの中から想定顧客候補を提案、アイデアの可能性を検証するフィールドワークからパートナー企業の新規開拓を支援
改善事例
自動車の精密部品で用いられる技術を医療や建築の領域に応用するため、顧客データを分析し共同開発案件の創出に成功。