企業の中には、業務改善の必要性を感じているものの投資に踏み切れない、という課題を抱えているところもあります。このような課題の解決を後押しするのが「補助金の活用」です。こちらの記事では、業務改善に活用可能な主な補助金について解説します。
ここでは、業務改善のために利用できる主な補助金の種類と概要を紹介します。補助金の活用を検討しているものの、どのようなものがあるかわからないという方は、ぜひ以下の情報を参考にしてください。
新たな製品・サービスの開発や海外に向けた販路の拡大などに取り組むための設備投資を支援します。補助金の活用によって生産性を高め、賃上げや地域経済の活性化に繋げることを目的とし、中小企業庁と中小企業基盤整備機構が制度化した補助金です。「一般型」と「グローバル展開型」の2種類があり、主に設備投資費用が補助金の対象となりますが、技術指導費や専門家経費なども対象となります。
事業や業種の転換、新たな分野への進出といったように、新たな取り組みを行う中小企業などを支援することを目的とした補助金であり、経済産業省により実施されています。
事業再構築補助金の申請を行うにはさまざまな要件がありますが、少なくとも「一定期間を比較した場合に売り上げが減少している」「事業再構築に取り組む」「事業計画を認定経営革新等支援機関とともに策定する」という3つの主要要件を満たす必要があります。
中小企業や小規模事業者などにおける労働生産性を向上させるために、業務の効率化やDXを目的としたITツール(ソフトウェアやサービスなど)の導入支援を目的とした補助金です。導入するITツールは、事前に事務局の審査を受けて補助金HPに公開されているものが対象です。またIT導入補助金は、クラウドサービスの利用料や相談対応などのサポート費用も補助対象に含まれています。
上記の通り、企業が業務改善に使用できる補助金にはさまざまな種類があります。目的によって活用できる補助金が異なりますので、利用しようとする場合には「どのような目的に使用できる補助金なのか」を十分に確認して申請を行うことが大切です。
補助金は業務改善をしようと考えている製造業において、さまざまな場面での利用が想定されます。
例えば、「生産ラインの稼働状況を可視化できるシステム導入を行い、作業効率を改善する」という活用方法や、「自動搬送システムの導入によって人手不足を解消する」といった活用方法が考えられます。また、「IT導入補助金を活用することによって、これまで紙を使用して行っていた受発注のプロセスについて、ペーパーレス化を行い効率化する」といった活用方法もあります。
このように補助金をうまく活用することによって、改善のためのコストを抑えつつ成果に繋げられます。
補助金申請では、失敗しやすいポイントを事前に把握しておくことが重要です。よくある失敗例としては、「要件を満たしていなかった」「事業計画書の内容が不十分」「申請スケジュールの確認不足で締切に間に合わなかった」などが挙げられます。
こうした失敗を避けて補助金の採択率を高めるためには、専門的なサポートを活用することが有効です。コンサルタントの支援も検討してみてください。
コンサルタントに補助金の活用を相談した場合、一般的な流れとしてまずコンサルタントは現状分析を行います。
その後、改善計画を立案した上でニーズに合った補助金制度の選定を行います。どの補助金の申請を行うかが決定したら、コンサルタントの支援を受けつつ申請書の作成を行います。無事に採択された後は、実施・報告についての支援が行われます。
こちらの記事では、業務改善を行うにあたり活用できる補助金について解説を行いました。補助金を利用する場合には、申請をはじめとするさまざまな準備が必要となります。採択率を上げ、補助金にて業務改善を実現するチャンスを逃さないためにも、まずは専門家への相談がおすすめです。

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